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執筆者の写真望月 大仙

滝行

当山の修行の中で、最も目を引くものはこの滝行でしょう。

先代住職、曠靖の代から30年以上もの間、修行の柱として常に行ってきました。




今ではテレビのバラエティー番組などで取り上げられることもありますが、それらはあくまで「痛く」「冷たい」体験をさせるというレベルにとどまっています。

しかし、本来の滝行というのはそのような目的で行うものではありません。はじめは訳が分からず、「痛い」「冷たい」しか感じられないでしょう。しかし、その中で人一人では抗えない自然への畏敬の念と、自然へ身をゆだね、執着から脱する心を持つことができます。

今、私たちは自然の姿から離れ、電子機器に囲まれ、人間関係に悩まされ続けています。だからこそ、滝行に惹かれるのでしょう。一度、すべてを忘れ、自然に戻ることでまた新しい自分になって日常を歩むことができます。




もちろん、日々の生活の中で塵垢は積もり積もるものです。ですから、この滝行という修行は継続することが重要になります。今も多くの信徒の方がこの修行に取り組まれています。


この修行の効能については論ずるより体験することが肝要です。ぜひ、皆様にも体験していただきたいと思います。

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