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執筆者の写真望月 大仙

弁天祭(令和四年)

 当山では、毎年六月十七日に弁天様のお祭りを行っております。


 当山の弁天様は八臂弁財天。これは、広島の大願寺の弁財天とご縁があったことに由来しております。大願寺では、六月十七日に弁天様の御開帳があります。



 まだお寺ができる前、毎年私達も参拝に伺っていたのですが、ある時弁天様から「正午まであなたのところに下りましょう。」とご啓示があり、それ以降その日の午前中に弁天様のお祭りを行うことになりました。


 そんな当山の弁財天様ですが、少し不思議なご利益があります。それは不動産に良縁が生まれるというものです。今、当山が建っているこの鎌倉の土地も、本来であれば手に入らなかったはずなのに、弁天様に良縁を祈念したところ「そんなことあるのかな?」と思うようなすったもんだがあって、今この場所にお寺を建てるに至ったのです。



 他にも、信徒の方々は様々な良縁に恵まれるご利益を賜り、弁財天への信仰を深めてまいりました。その証拠がこの多くの弁財天様です。皆様、弁天様をぜひ自宅でもお祭りしたいと強く望まれましたので、仏師の方に彫って頂き当山で開眼供養をいたしました。


 それ以来、弁天祭では各々の弁天様を持ち寄って共にご供養するのが習わしとなっております。



 また、一昨年からより一層のご利益を賜れますようにと住職が弁天護摩を焚いております。不動護摩や供養のための護摩とは少し趣が異なり、華やかさがあり、参列された皆々様も楽しみながら弁天様とのご縁を深める。そんなお祭りになっております。


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