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執筆者の写真望月 大仙

皆様の体験談(一)

 普賢光明寺は檀家のないお寺であります。故に、人と人とのご縁でもって成り立っているお寺となります。だからこそ、今までお寺とは縁遠かった方が観音様とのご縁を得て、当山の信徒となり、仏法へと帰依されてきました。

 自身の人生に悩みや不安を持つ人。亡くなられた家族や知人への供養をしたいがどうして良いのかわからない人。もっと人生を豊かで、幸せなものにしたい人。すべての方々に当山は常に門戸を開いています。

 今回はそんな当山の信徒の方がどのようにご縁を結ばれたのかという体験談をご紹介します。彼女が当山に来られたのは20代中頃でありました… 「5年前、家族の紹介で普賢光明寺にご縁を頂きました。  当時の私は不安でいっぱいでした。いつどこでひどい目に遭うかもしれないと常に怯え、自分に全く自信がなく、自分のことが嫌いでした。それでも幸せになりたい、誰かに助けて欲しい。宗教は未知の世界でしたが、観音様と繋がることで今より良くなることはあっても悪くなることはないだろうと思い入会を決めました。 それでも初めは「お寺って厳しそうだなぁ…」とドキドキしました。  法話会に参加してみると本堂はきれいで気持ちが落ち着き、お寺の方は皆様親切で優しく、いろいろなことを教えてくださいました。そして観音様に守られているという安心感は想像以上にありがたいものでした。これで過剰に心配をしなくても大丈夫なのだと肩の力が抜けたのをよく覚えています。  そうして通い続けるうちにだんだんと毎月の法話会やお祭りが楽しみになっていきました。そんな中で初代の住職さんに勧められ滝行にも参加するようになりました。「滝行は魂の洗濯です」という言葉に惹かれ「私も魂を洗濯したい!」と参加を決めたのです。

 初めての滝行は非常に苦しいもので自分の弱さを痛感することになりました。同時に強く「変わりたい」と思いました。この頃から私の中に夢や希望が生まれ、前向きに努力するように変わっていきました。  それからの5年はあっという間に過ぎていきました。以前の私からすると奇跡のような幸せな事がありました。未来に絶望しそうになることもありました。不安に押し潰され逃げ出したくなることは今だってあります。  観音様に助けて頂いても全てがうまくいくわけではありません。それでも振り返ってみると良いことがたくさんありました。収入が増えたり、めちゃくちゃだった部屋がきれいに片付いたり、きれいだねと容姿を褒めてもらえることが増えたり、良い人とのご縁が広がったり、性格が明るく前向きになったり、元気で活動的になったり…挙げたらきりがありません。  苦しいことばかりだった私が少しずつ人生を楽しめるようになってきたのです。ここまで導いてくれた観音様をはじめとするご神仏、お寺の皆様に心から感謝しております。あの頃苦しんでいたからこそ観音様に出会えたと思えば、辛い過去さえありがたいと感じるほどです。私にはまだまだ叶えたい夢がたくさんあります。  これからも観音様を信じて精進していきたいと思います。合掌。」  当山では、多くの方とのご縁を結び、またそのご縁をより強くするために法話会を毎月開催しております。また、ご祈願があれば祈り、悩みや相談があれば聞き、ご供養したい方がいれば祈り、常に人と寄り添ってきました。

 困っていることや、悩んでいること、疑問に思っていること、やってみたいこと。一度お寺にいらっしゃるか、お声掛け下さい。良きご縁が結ばれることでしょう。


合掌

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