当山の御本尊の観音様は、東大寺三月堂の本尊で国宝でもある不空羂索観音像を模して彫られております。
三月堂に安置される観音像は天平時代に造られたものですが、千数百年たった今再びこの世余りにも人の心と体、そして環境までも不自然となり調和がとれなくなってきたため、これを救わんとあらたに目を開かれました。
その功徳として現世では、病魔、悪鬼、悪霊、災害等から私たちを守り、財産、良縁、職運等の二十利益があり、また、臨終、死後に至っても八種の功徳をもって死の恐怖から救い極楽へ導いていただける唯一の観音様です。
9月には本尊不空羂索観音様のご縁日を祝って観音祭を厳修致します。不空羂索観音法を修し、一年の信仰を振り返り、次の一年の息災安穏を祈念する法会です。当山にとってのお正月ともいえます。信徒の皆々様が集まり、一念に祈りと感謝を捧げ心新たに信仰に励むのです。
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